花鐘亭 はなや
小ぶりながら瀟洒な外観 オシャレかつ気の きいた休憩スペース 木と石をあしらった内風呂 和の雰囲気たっぷり 露天風呂も和風 |
登別温泉郷の入り口付近にある中規模温泉ホテル。 登別温泉郷というと、「第一滝本館」や「登別プリンスホテル石水亭」、「まほろば」というような、大艦巨砲主義的巨大温泉ホテルが林立している温泉地ってイメージがある方が多いと思います。 そんな施設を否定も肯定もしませんが、夫婦二人の旅や、少人数の仲間との旅行、あるいは「チョメチョメなお忍び旅行」などには、地味に落ち着いたお宿の方がふさわしいという、ブームというか流れがあるのも事実。現にそういう宿が増えてきてるでしょ。 大温泉街にある、中規模どころの旅館や、ホテルは「和風」とか「洋風」とかなにかしら特徴を打ち出して勝負を賭けているんですね。 今回訪れた「はなや」は「純和風」「自然食」「高年齢層」「女性客」といったターゲットに的を絞っているように見受けました。 まぁ「日帰り入浴だけでなにがわかるか」って言われそうですが、接遇、施設の管理全てに一貫した「和」の雰囲気が感じられました。しかも好印象ね。 ゴテゴテしてなくて、自然な感じでしたよ。館内のいたるところに花や石庭があり、なるほどなぁと。はい、私は宿泊してみたいと思いましたし、事実、訪れた日は「満室」でした。 日帰り入浴11時頃(清掃終了後)〜16時。大人700円。 ・湯処 湯処はこぶり。内湯は3人でいっぱい。露天も3人でいっぱいと言う程度の大きさ。 なので宿泊客が入浴しているときは、日帰り入浴客は断られることもあるようです。 木・石・庭を上手にあしらった浴室は、まるでお茶室のような雰囲気すらあります。上品にまとまっているんです。 ここのお宿はセンスいいですなぁ。よほど研究したのでしょう。パチパチパチ。とても気持ちよく入浴できます。 ・お湯 源泉名 登別温泉1号乙泉←「夢元さぎり湯」と同じお湯(買っているみたい)。お湯は、名勝地獄谷から引っ張ってきているわけ。自然湧出。湧出量計測不能。 泉質 含硫黄・(ナトリウム)ー硫酸塩泉(硫化水素型) 源泉温度 69℃くらい。ph2.4。 細かい灰色の粉が混じったお湯です。かなり酸っぱい。硫化水素系と金属系の強い臭いがあります。いわゆる硫黄臭い温泉臭ってやつ。 つるつるしません。泡付きありません。暖まり感はあります。 成分的には、それほど濃くないようで、乾燥重量0,989g/kg。 いろんな金属が含まれています。水銀も含有しているので飲めません。 ・感想 入浴だけなら、近くの温泉銭湯「夢元 さぎり湯」に行った方が安いでしょうが、ちょっとリッチなき分を味わいたいなら、お勧めできますね。それともやっぱ宿泊がいいかな?(H17.7.9入浴) |
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